警察協力歯科医
ずっと以前の話になりますが、和歌山県警の刑事さんが診療所に訪ねてこられたことがありました。白浜の海で発見された水死体の所持品の中から当院の診察券が出てきたそうです。
その方のカルテを引っ張り出し、住所等、手掛かりとなる情報を出来るだけ詳しくお伝えしました。
飛行機事故や大震災の身元不明遺体などでも歯が他の組織に比べ残ることが多いので、個人識別の重要な手掛かりとなることが多く、これまでも数多くの歯科医師がボランティアで検死をされています。
私の場合、幸いにご親族が身元を確認されたようで、検死に出向くことはありませんでしたが、そのような要請がいつあっても対応できるように準備しておかなければと感じた一件でした。
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